【Tから始まる物語】「伝説のTせんぱい」突っ込みどころ満載なクソゲーをたっぷりの愛情をもって ゆっくり実況 おまけ

【Tから始まる物語】

「伝説のTせんぱい」

突っ込みどころ満載なクソゲーをたっぷりの愛情をもって 

ゆっくり実況 おまけ をYoutubeにて配信しています。

ぜひご覧くださいね。



チャンネル登録すると更新状況が分かります↓

www.youtube.com


こうしてTせんぱい伝説となった。


んなわきゃないっ



おまけパートです。

本編で流れたイベントの裏で、実はいろいろなことが巻き起こっていました。

これは進行に応じて解禁されていくので、プレイ中でも見ることが出来ます。

面倒でも、イベントが解禁されるたびに見ていくと

より深くこのゲームのストーリーが分かるでしょう。


とは言いつつ正直、私のようにクリア後に全てを流しで見るのが楽かも。


裏イベントを見れば、どうして水の一族は太陽のエキスを奪おうとしたのか

知能が低そうに見えるのに、どうして氷ミサイルを作れたのか

音の森に行ったときに先回りされて捕まったのはなぜなのか

オーリーに似た黒いあいつはなんだったのか

そういう疑問が一気に解決します。

いえ、解決しません!どっちだよ!?by T子)


解決はしませんが、わかった気になれます。

これは地味に重要ですよね。

あとは不思議なこの物語を

それぞれみんなが感じ取って、考えればいいと思います。


考察


私なりに少しだけ考えてみたいと思います。

全然間違っているかもしれないし、的外れかもしれません。

でもいいよね?


ということで。

まずこの物語って何?

という根本的な疑問から。


この物語とは


謎の人物Xから4つのTのメールを送られるところから物語は始まり、

なぜか母が連れ去られ、自分も消えてしまう。

目覚めたら謎の世界の監獄の中。


物語をすっ飛ばして、エンディングを考えてみると

元の世界に戻ってきて、母は無事どころか何もなかった様子。

スカートが破れているのを見てやはり本当に起こったことだったのか?と思うも

そこでひっかけたのよとの回答。

あれは現実だったのか?

そこへまた謎の人物からのメール。「私、たいくつで死んじゃいそう


全てが夢みたいなこの物語。

・・・やはり全部だったのでしょうか。

そう考えれば辻褄は合うものの、それで果たしていいの!?とも思いますね。


このゲームのテーマを考えてみると「少年の成長」ととらえることが出来ます。

思春期特有の悩み、葛藤、イライラ、母との確執、でも本当は甘えたい。

そんな自分を冷静に見つめ、認め、そして成長していく。


このゲームはそんな少年の心の中の物語と考えるとスッと腑に落ちます。

意味も分からない世界で投獄され、そこから逃げ出して暴れる。

これなんかまさに少年が現実でやっていることそのものですよね。

イライラそのものが魔王として現れ、母をも飲み込んで世界を破壊しようとする。

その魔王(自分の弱い心)を壊すことこそ、成長なのです。

魔王の正体が自分だった・・・なんてベタなんでしょう。


登場人物たち


多彩な登場人物たちが脇を固めます。

悪だくみをする水の一族

地陽転生の儀式を仕切る光の一族

世界を見守る音の一族

そして秩序を守る警備隊たち。


その中でも特殊なのが主人公の味方をしてくれるシナモンです。

監視をする立場にありながらも、常に主人公を見守ってくれる彼女は

自分が刺されることになっても、まだ主人公を信じてくれます。

その想いはどこから来るのでしょうか?


私は彼女が母の投影だからじゃないかと思いました。

この物語が少年の心の物語だとすると、

小さいころから甘えてきた、そして大好きな母親像があるはずです。

それこそがシナモンじゃないかと思うのです。

時に厳しく、そして時に優しく、いつでも信じてくれて

常に味方でいてくれる。

まさに母ですよね。


物語中には明かされませんが、父親が一切出てこないのは

離婚や死別などの特別な理由があるからだと思います。

オープニングでも「ママの大事な人に会わせたい」とある通り

シングルマザーなのは間違いないでしょう。

少年が暴れる原因にもなっているのかと思うとやり切れませんが、

ここで想像を飛躍させてみると、

もしかして警備隊の隊長って父なのでは?


なぜか一切顔出しがない隊長。

確かにストーリーにはそんなに絡みませんでしたが

それでもセリフは結構ありましたし、重要な役割はしてました。

隊長という役柄か、常に厳しい態度で主人公に当たってきます。

その隊長をなだめるシナモン。

うーん・・・こう考えると父親にも見えてくるのです。


もしかしたら、少年の本当の父親は口うるさく、酒を飲んでは暴れるタイプで

いつも母がなだめていたのをドアの向こうから悲しい顔で少年は見ていたのかな?

そう想像すると、監獄の扉の向こうで顔も見せずに「死刑だ」と言っていた隊長は

まさに父親の投影だったのかもしれません。

そんなあまりに突拍子もない想像もしちゃいます。


逆にすごくいい父親で、大好きだったのに

何らかの理由でいなくなってしまった。

悲しくて寂しくて、でも母親も大好きだし、

そんな葛藤で暴れていたのかもしれませんね。

・・・想像するのってたのしー!(?


成長


終盤で少年は、トラウマもんの傷をえぐられます。

それでも自暴自棄にならずに、自分を見つめ、反省します。

この成長に私は涙しました。

この時点でもはや魔王なんぞ敵ではなかったでしょうね。

まあ実際あっさりと倒しちゃいましたけど。


エンディングで母が無事だとわかったら

わき目もふらずに抱きつきました。今までの少年からは考えられません。

母は意外に普通の反応でしたが、内心嬉しかったのは想像に難くありませんよね。

おそらくこの後、ママの大事な人に会いに

少年は出かけたのでしょう。


最後の謎


最後の謎というとちょっと大げさですが

個人的に「あれ?」と思うことがあります。

それはエンディングで送られてきた一通のメールです。

先ほども触れましたが、以下の文です。

「元気?

 たまには私と遊んでくれなくちゃ

 私、たいくつで死んじゃいそう。」

これ、誰が送ってきたと思います??



私は最初にプレイした子供のころ、

これはシナモンが送ってきたと思ってました。

皆さんもそう思ったのでは?


でもよく考えるとちょっとおかしくないですか?

シナモンが「死んじゃいそう」とか言うでしょうか。

自分を殺そうとしたほどの少年。

勘違いだとわかっていてもトラウマになっていることは

間違いないでしょう。

その人にさらに傷をえぐるようなセリフをシナモンがいうとは思えないのです。


現代ならいわゆる「ノリ」でそういうこともあるかもしれませんね。

でもあれほどまっすぐ自分を信じてくれた女神のようなシナモンです。

冗談でもそんなことは言わなそうな気がします。


さらに、シナモンはエンディングでこうも言ってます。

「彼の物語はこれで終わったのね」と。

そんな彼女が「たまには私と遊んで」なんて言うでしょうか?


それに文面はちょっと幼い感じです。

ねーねー!遊んでよー!

そうやって子供が甘えている感じがします。


最初に4つのTのメールを送ってきたのは裏の自分でした。

だからこのメールも自分だろう。

そういう意見もわかります。

私もシナモンか、裏の自分かと思ってましたから。


まあ大きく言うなら裏の自分で間違いないでしょう。

でももっと正確に、もっと具体的にあげるとしたら

過去の自分」ではないでしょうか?


少年は成長して戻ってきました。

過去の自分と決別はしなくても、認めて踏み越えたのです。

そんな過去の自分がふと

「ねー。たまには遊んでよー」

と言ってきた。

そうとらえると、なんかしっくりくるのです。


皆さんはどう感じましたか?



さて、ちょっとだけ考察するって言ったものの

結構長いこと書いてしまったなと自分でびっくりしていますが。

改めてこのゲームをプレイしてみて

ショボいかもしれませんが、新たな発見もいくつかあったりして

やっぱり楽しかったなーと思いました。


もっともっと編集技術が上がれば

きっともっとこのゲームも面白く紹介できたんだろうなと

そんな反省は常にしています。

でも、そればかりは私自身の慣れですし、「成長」するしかないんですよね。

このゲームを実況することで、私も少しだけでも成長したことを祈りつつ

おまけのまとめとさせていただきます。

ありがとうございました。

また違う実況シリーズでもお待ちしています!

伝説のTせんぱいこと、T先輩でした。ノクタン!